理事長ご挨拶
ご挨拶
一般社団法人 関西住宅産業協会 理事長 北 靖久
新年あけましておめでとうございます。
皆様方におかれましては、健やかに新年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
さて、本年は平成7年(1995年)1月17日に発生した阪神淡路大震災から30年目の節目の年に当たり、ここに改めましてお亡くなりになられた方々に対しまして、衷心より哀悼の意を表したいと思います。
そして、昨年は元旦に能登半島地震、2日には羽田空港での航空機事故と天災・人災が連続して発生し、心底新年あけましておめでとうございますと言えなかったことを思えば、今年は三ヶ日とも天候に恵まれ、穏やかなお正月であったことを心から感謝致しております。
また、本日は国土交通省・経済産業省・大阪府・住宅金融支援機構並び友好団体の役員の皆様方におかれましては、公務何かとお忙しい中、当協会の新年互礼会にご臨席を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
さて、昨年の国内経済に目を向けますと、大企業を中心に企業業績も好調に推移し、それに伴う賃上げ率も5.33%と1991年以来33年ぶりの高水準となり、本年も年始より大企業中心に初任給の大幅な引き上げ等、昨年以上の賃上げが予想されております。
金融におきましても、国内金利は国内経済の堅調さに基づいて日本銀行は徐々にではありますが、利上げのペースを速めており、欧米では好調な景気動向を維持するために緩やかな利下げ局面に入っており、国内外ともに経済は好調な様でありますが、去る20日にアメリカで就任されたトランプ大統領の政策如何では国内経済にとってはリスク要因となることが危惧されております。
株式の世界においては、辰巳天井と言われており、今年は日経平均が4万円台と堅調に推移するのではないかと多くの企業経営者が予想されております。
一方、当地関西に目を向けますと、本年はうめきた2期グラングリーン大阪南館開業・西口広場の全面開業・中之島再開発・淀屋橋駅東・西地区再開発・森之宮大阪公立大学再開発、そして今年一番の目玉は4月13日より「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとした大阪関西万博が大阪夢洲において開催されます。
以上のようなプロジェクトの進行・竣工により都市機能の発展や、関西経済のさらなる発展を衷心より願っております。
本年2025年は巳年であり、巳年は古来より「努力が実を結び、大きな飛躍を遂げる年」と言われております。本年が皆様方にとりまして、成功と成長の一年となることを心よりお祈り申し上げますと共に、当協会もまたこの精神を持ち続け、新たな挑戦に取り組んでまいります。
結びに本日ご列席の皆様方の今年一年間のご健勝ご多幸ならびにご事業の益々のご発展をご祈念申し上げまして、私の年頭の挨拶とさせていただきます。
本年もどうかよろしくお願い申し上げます。